今更ですが、リオオリンピックもパラリンピックも良かったですよね。特に閉会式の東京への引継ぎセレモニー。今見ても本当によくできてたなぁと。日本・東京の今の魅力を二次元三次元、映像・音楽・ダンスなどで、8分間の中に濃縮して表現していました。
パラリンピックでも、敢えて「やさしさ」や「あたたかさ」を排除して、「ポジティブ・スイッチ」(障がいなどが新しい人生の前向きな変革のきっかけになる)というコンセプトのもと、クールで力強く、東京とそこに住む人の魅力が伝わってきました。
その中で、出演されてるモデルさんやダンサーさんは分かるのですが、「暗闇を体感するワークショップで活動する視覚障害者」として檜山晃さんが紹介されていて、
檜山さんてなにしてる人?暗闇を体感するワークショップでなに???
と気になったので、検索してみると、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」というイベントで案内人をされている方だそうです。
で、更に調べてみたら、大阪(グランフロントの住むフムラボ)でもやってるし、とってもおもしろそうなので先日体験してきました!
いやー、おもしろかったです。というか、ものすごくいい経験をさせてもらえました。
詳しく書きたいんですが、、、何がどんな風に行われたか、詳しく書いてしまうと、これから参加する人の楽しみを奪ってしまうので。。。
要約すると、
白杖を使って、暗闇の家を訪問して、散歩したり、お茶したり、おしゃべりしたりします。
最初は、暗闇が不安ですが、慣れてくると好奇心が出てきて何があるか探りたくなります。休んで座っていると今度は安心して眠くなります(笑)
もちろん、それだけでなくて、この体験=真っ暗闇を通して、見えてくるものがあります。
- 視覚以外でものを見ようとする
視覚の情報量は5感の80~90%を占めると言われていますが、逆に視覚に頼りすぎてるんじゃないか。香りや音の情報も重要で、かつ、ものすごく新鮮に感じることができました。視覚以外の4感の心地良さってもっと拡げることができるんじゃないかと。
- 立場を超えた対等な出会い
視覚障害の方が中を案内してくれます。暗闇のなかでは、みんなフラットで対等な世界です。障がいや肌の色や宗教や、なんかそんなものを超えて対話ができると思います。実は、視覚が邪魔して本質の話ができてない時があるんじゃないかと。
そんなこんなで、ふだんできない体験を通して、いろいろなことを考えさせられる「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」でした。
こればっかりは、ぜひ行って体験してください!!としか言えないです。めちゃくちゃオススメです。(秋のイベントは10/31までですが、冬のイベントが12月から始まる予定だそうです)
エクステリア&ガーデン大阪