TITLE「会社」から「独立」してみて

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昨年の2月に会社を辞めて、5月にお店を構えて1年(と、もうすでに1か月)。

あっという間に1年以上が経ちました。

本当にあっと言う間です。

いろんな人に助けていただき、ぼちぼちと自分も会社も成長しています。本当にありがとうございます。

 

で、この1年を思い返してみて感じること、メリットとデメリットなど

振り返る意味でもまとめてみたいと思います。

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■責任感と危機感

 

会社員だった頃は、何かあれば会社がカバーしてくれた訳ですが、一方、少し変えようとしてもそれは規則だから、部署が違うから、と遅々として進まず。。。ってこともたくさんありました。

だったら、自分でやってみて、ダメなら変えていけばいいやんと。

 

お店の内装考えて、電話やネットひいて、名刺作って広告考えて。。。

税務署に行って労基に行って。。。

現場の安全がちゃんと確保されているか。

パソコンも毎日厳重管理。etc,etc…

独立したら、とにかく、やらなきゃいけないことだらけ。

 

自分自身でビジネスをしているのだから責任はすべて自分にあります。

当たり前ですが、自分がやらなきゃ、誰もやってくれませんし、絶対に事故とかで信頼を失うことはできません。

 

こうした環境のおかげで、「責任感」が格段について、「危機感」はいつも抱くようになりました。

 

 

■モチベーションが上がった

 

頑張って成果が出たら、その分だけ収入も上がるし、成果が出せなければ収入も下がります。きっちりと仕事をしたらお客様にも喜んでもらえるし、紹介もいただいたりできます。

 

こうした環境にいると、仕事に対するモチベーションは格段に上がります。

あと、モチベーションを維持するために(次の仕事につながるために)今何をしたらいいのだろうと、よく考えます。

なので、仕事について考えることもそれほど苦ではなく、むしろワクワク楽しめます。

 

モチベーションが上がったことで、「あー、仕事かぁ、いやだなぁ」なんてことは無くなりました。

たぶん、会社員時代と独立してからでは、「仕事」の概念が変わりました。

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■安全と健康に気を使うようになった

 

もしも自分が病気や事故にあったら。。。

その時点で、休業です。

現場はストップして、お客様にも職人さんにも迷惑をかけてしまいます。

 

現場の安全管理は、人一倍気を使うようになりましたし、車の移動も安全運転です。

極力歩くようにしてますし、ちゃんと健康診断も受け、普段食べるものも気を付けるようになりました。

 

と、いいように書いてますが、独立して、確実に太りました(笑)。。。

運動とダイエットが、更に必要です。。。

 

 

■意外としっかりしている国の施策

 

助けてもらって「意外」っていうのは失礼ですが、独立する前には、日本では会社員が一番いいに決まってる!みたいな風潮があったので。

 

相談する・・・商工会議所

お金を借りる・・・政策金融公庫

退職金・年金・・・小規模企業共済

など、いろいろ助けていただいてます。

創業にあたって、吹田市のコンペで「創業支援型事業所賃借料補助」に採択され、1年間家賃補助もしていただきました。

 

個人的に言うと、いろいろな事業でもっと独立や創業が増えてもいいのかなと思います。

いろいろな施策や助成があるし、お金が動く=経済が動く、なので、景気も良くなるし、新しい事業が生まれると将来的な雇用も生まれると思います。

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■見える世界が広がった

 

独立を通して、ネットワークや視野が広がったことで、自分への良い刺激になりました。

更にその中で、多種多様な仕事があって、多種多様な会社があって、多種多様な生き方をしている人々の存在を知ることで、視野が広がったように感じます。

 

あと、会社のコンセプトは「北摂の街並みを美しく維持したい」ですが、

「街並みを美しくする」っていうのは、実は手法であって

それが、その先がつながる⇒「この街は綺麗だな、住んでてよかったな」とか「この街は四季の移り変りが記憶に残るな」と思えて、住んでる人のアイデンティティーを形成したりできたら…..

そこまでできたら本望です!

 

 

■「働き方」と「生き方」

 

自分≒仕事≒会社。

設計して、工事をして、ものを創る仕事なので

「働き方」と「生き方」が近しい関係にあります。

仕事と休みの境界があいまいです。

もちろんしんどい時はありますが、いい意味で、いつも仕事(につながる)のことを考えています。

 

仕事以外の余暇や遊びの中にも仕事につながるヒントはあるし、街を歩いていてもデザインのヒントはあるわけです。

「この本は読んどきたいな(設計の参考になるし)」

「この映画は見逃せないな(どんな構成で作ってるの)」

「この形かっこいいな(次なんか取り入れよう)」

などなど

仕事と休みははっきり分けて、休みの時に仕事のことは全く考えたくないって人には苦痛な場合があるかもしれません。

 

よく「独立して何か変わった?」と聞かれますが、「働き方」よりも「生き方」の方が変わったと思います。

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■まとめ

 

独立したら、収入が一生安定するということなんてなく、常に時代の流れを読みながら試行錯誤していく必要があるため、規則的に働いていればいいということでもありません。

今の状況にメリット・デメリットそれぞれあるけれど、自分にとってメリットや得たものの方が何倍も大きいと思います。

「働き方」や「生き方」の異なる様々な人がいますが、大切なことは、自分自身が今認識している「働き方」・「生き方」を振り返ってみて、「満足しているか」「満足していないのか」、そこだと思います。

満足しているならそのまま続ければいいし、満足していないなら環境を変えればいい。

 

すみません、長々となりましたが、

あっという間に過ぎた1年、まだまだ試行錯誤ですが、今後もよろしくお願いします。

 

 

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