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date.2017.08.22
最近千里山で仕事する機会があったので、千里山界隈をぶらぶら。
千里山は、ほぼ100年前の大正9年(1920年)から、大阪住宅経営株式会社によって開発されましたが、その街づくりのコンセプトは「郊外生活の理想郷」。
開発にあたっては、都市と農村の長所を併せ持つような「田園都市」という考えを持ち込んでいます。
これはイギリスの都市計画家エベネザー・ハワードが提唱した考えで、その第一号はロンドン郊外のレッチワース。そのレッチワースをお手本にした日本で最初の田園都市が、吹田市千里山です。
ところどころに「大正時代」の和洋折衷でハイカラな雰囲気の建築が残る珍しい街。歩いてみて回るのも楽しいです。
結構年季の入った石垣
敷地の土留も柔らかくアールで設計
右読みのポスト口金が残っていたり
登録有形文化財の住宅もあったりします
起伏に富んだ丘陵を地形なりに街づくりを行っているので、坂道は多いですが、道路から階段の段数が少なくアクセスできる宅地が多く、お年寄りも多く在住で、千里山地区は比較的空き家が少ないように感じます。
現役の噴水も心地よい街のシンボルです。
↓その他、千里山の成り立ちがまとめられているホームページ。すごく参考になりました。
身近な街に歴史があり、生活とともに残っているというのはそれほど多くないので、「ブラタモリ」ではないですが、街の成り立ちや歴史をふまえて散歩すると見方も変わってくると思います!
エクステリア&ガーデン大阪