「一生に一度」に行ってきました!
試合結果はみなさんご存知の通り。南アフリカの3大会ぶり3度目の優勝。
これについては報道され尽くしているので、別の視点から。
決勝の舞台、日産スタジアムは、ハイブリット芝を去年から採用しています。天然芝と人工芝の組合せで強化するものですが、実際人工芝の使用量は3%程度なので、ほぼ天然芝です。(今回ハイブリット芝を採用したのは釜石、味の素スタ(東京)、日産スタ(横浜)、ノエスタ(神戸)、大分ドーム)
ラグビーは芝への負担の大きい競技なので、開幕から6試合目、結構心配してたんですが、観客席から見て目立った損傷なし。
前半で結構傷んできますが、
ハーフタイムには目土で補修
日産スタジアムは、台風の翌日10/13の日本vsスコットランド戦、10/26,27の準決勝2連戦、11/2の決勝と3週間で4試合行われるスケジュール(+9月のプール戦2試合)。
特に10/13はあれだけの大雨のあと、あの状況でほぼ完璧なピッチコンディションまで戻してきたのは本当に奇跡かと。(NHKあたりで、当日の裏方のドキュメンタリーとかやってほしいくらいです)
長梅雨と酷暑の影響もあり、管理も手探りなので、8月のJリーグの試合では酷評されてましたが、、、
最高の舞台を整えた裏方さんにも拍手を送りたいです。
(日産スタジアムの裏方さんのブログ「芝生観察日記」はコアなファンからしたら必読!)
あまりニュースにはなりませんでしたが、博多の森の天然芝は問題になってました。
■【ラグビーW杯】芝の下にボールが… 博多の森球技場、めくれ上がるピッチに海外仰天「狂気の沙汰!」
10/2フランスvsアメリカ戦からピッチがボコボコ。10/12の試合まで10日あったので、部分的にロールで張り替えたけど、雨も多く根付かなかった状況のようです。ここの判断も相当難しかったと思います。
甲子園の整備で阪神園芸さんが注目されるようになりましたが、今回のワールドカップの裏方さんの苦労も相当なものだったんだろうなと想像できます。
さて、余談ですが、
今回のワールドカップで一番影響を受けたのは、たぶんFC東京。
■「死のロード」か FC東京に試練 「史上初のアウェー8連戦」
ワールドカップ開催期間中、ホームの味の素スタジアムが使えないためアウェー8連戦という、これも狂気の沙汰ですが。そこをなんとか3勝2分2敗で乗り切り中で勝ち点差無しの現在2位。
日産スタジアムを貸していたマリノス(勝ち点差1の3位)は、ホーム代替スタジアムの三ツ沢(芝の状態も良くてピッチと客席の距離も近い)があったのが、逆に良かったのだと思います(ちなみにマリノスは今季三ツ沢での公式戦無敗)
サッカーもラグビーももっと文化として根付いていったら、先述の芝生管理などいろいろなすそ野がひろがっていくわけで、まずはスタジアムに足を運んで観戦してみましょう!
エクステリア&ガーデン大阪